
北欧カルチャーマガジン「Fika」2020年人気記事ベスト10を発表
- テキスト・編集
- 石澤萌(CINRA.NET編集部)
7位から4位には、2018年掲載のロングヒット記事もランクイン
第7位:愛されクズ芸人・空気階段。借金と仕送りで生きた二人の幸福論
第7位は、『キングオブコント』直前である2020年9月末に掲載された空気階段へのインタビュー。前述大会の決勝戦にも出場し、人気と注目を集める彼らだが、「借金700万円」「働きたくなくて親の仕送りを頼りに生きる」などのエピソードを持ち、「愛されクズ芸人」としても知られている。
2020年になりライフステージの変化が訪れたという鈴木もぐら、水川かたまりのふたりに、これまでの人生を振り返ってもらいながら、北欧的な「幸福論」についての考えを聞き出してみた。
第6位:暴力を捨てたC.O.S.A.は、ラッパーとして言葉で人を動かす
「Fika」では作り手のクラフトマンシップを伝える記事も多数掲載しているが、その中からC.O.S.A.のインタビュー記事が第6位にランクイン。
<知立の角に立つC.O.S.A.>(C.O.S.A. × KID FRESINO“LOVE”より)というリリックもあるように、愛知県知立市に生まれ育ったC.O.S.A.。孤独なイメージをまとう彼に、暴力でコミュニケーションを取っていたという幼少期から今までを振り返ってもらった。
第5位:ビョークは、アイスランド国民にとっての国民的歌手ではなかった
第5位はアイスランド出身の世界的歌手であるビョークについて考察した記事がランクイン。2018年3月にアップされて以来のロングヒット記事だ。
アイスランド在住で通訳やコーディネーターをしている小倉悠加に、アイスランドの音楽事情やその中でのビョークの立ち位置を伺うと、なんと、タイトルの通り「ビョークは『国民的シンガー』というと少し違う」という答えが。その真意とは何なのか? ビョークだけではなく、同じくアイスランド出身のSigur Rósや、アイスランドの文化についても語る。
第4位:11歳のタトゥーアーティストNOKOと父親GAKKINのオランダ生活
世界的に有名なタトゥーアーティストであるGAKKINは、彼の娘・NOKO含む家族とともに4年前からオランダへ移住。現在11歳になるNOKOも、小学生でありながら現地でタトゥーを彫っている。
日本ではまだ理解がじゅうぶんあるとは言えないタトゥーだが、北欧やヨーロッパ諸国では個性を表現する方法のひとつで、当たり前のものだと考えられている(フィンランドにはタトゥーの博物館まである)。オランダでも個性を伸ばすのびのびした空気を感じているというGAKKINとNOKOに、親子インタビューを敢行した。