モルックにつづけ。薪投げスポーツ「クッブ」でオテンキのりが世界を目指す

モルックにつづけ。薪投げスポーツ「クッブ」でオテンキのりが世界を目指す

2021/12/14
インタビュー・テキスト
榎並紀行(やじろべえ)
撮影:Hide Watanabe 編集:四位拓郎、川谷恭平

すぐにでも「世界大会」を目指せる

―のりさんも目標にしているゴットランド島での世界大会って、どうすれば出場できるのでしょうか?

河原塚:オープン大会ですので予選はありません。エントリーをすれば誰でも参加できますよ。昨年はコロナ禍で中止になりましたが、例年は8月の第1金・土曜日に2日間にわたって開催されます。

―これまで、日本のチームが参加したことはないんですか?

河原塚:個人でエントリーした日本人はいますが、日本クッブ協会から選手を派遣したことはありません。じつは、世界大会への参戦は協会設立以来の悲願でもあります。来年、大会が開催されることになったら、ぜひ悲願を叶えたいですね。

のり:オテンキのりーずとしても、そこを目指しています。そのためにも、これから国内の大会にどんどん参加させてもらって実績をつくりたいですね。世界大会は予選がないといっても、とりあえず国内で優勝しないと日本代表として恥ずかしいですから。こないだ「歴史的大敗」を喫したジャパンクッブオープンが第1章だとしたら、世界選手権は第5章くらいかな。そのときのチーム名は「そして伝説へ」にします。

のりのショット。攻撃側はチームのメンバーが順番に投げていく
のりのショット。攻撃側はチームのメンバーが順番に投げていく
命中! お見事!
命中! お見事!
最後の攻撃で逆転勝利。さすが世界を目指すだけあって勝負強い
最後の攻撃で逆転勝利。さすが世界を目指すだけあって勝負強い

―これを読んでクッブに興味を持った人が、気軽に体験できる場所ってありますか?

河原塚:のりさんのように講習会に参加していただくか、日本クッブ協会にご連絡をいただければ、道具一式をお貸しすることもできます。協会のホームページでルールも紹介していますので、友達を集めて広い公園などで体験していただくといいと思います。

―ちなみに、道具って普通に買えるんでしょうか?

河原塚:はい。岩手県の住田町という林業が盛んな街でクッブの道具を生産していて、住田町のホームページ経由で購入することができます。価格は1万5,000円(税別、送料別)ですね。本格的に始めるならちゃんとしたものを購入するのがいいと思いますが、最初はレンタルか、ホームセンターにある小さい木材などで代用しても問題ないですよ。

実際、私がキャンプ場で講習会をやったときに手違いで道具が届かず、そのへんにあった薪を代用しましたから。あれはあれで、ワイルドで楽しかったですよ。そもそも、発祥のゴットランド島では薪で行なわれていたわけですしね。

のり:ぼくはAmazonで買いました。正直、けっこうな値段するなと思ったけど、指導員の資格があるのに道具を持っていないのはマズいですからね。レーサーが車を持っていないようなものだから。

河原塚:ちなみに、ジャパンクッブオープンで優勝すると、副賞としてクッブ1セットが贈られます。

のり:それは嬉しいですね。自分でやってみる前に、まずは大会を見学するだけでもいいと思いますよ。今日もぼくらがプレーしているところを少年たちがチラチラ見て、やりたそうにしていましたよね。あんなふうに、やっているところを見たら絶対に自分も参加してみたくなるはずですから。そして、ぜひクッブを始めてもらって、チームのりーずと一緒に世界を目指しましょう!

オテンキのり
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プロフィール

オテンキのり

1979年生まれ、千葉県出身。お笑い芸人。2006年にGO、江波戸邦昌とのお笑いトリオ「オテンキ」を結成し、NHK『爆笑オンエアバトル』、日本テレビ『ZIP!』、フジテレビ『爆笑レッドカーペット』など多くのテレビ番組に出演。文化放送『レコメン!』のパーソナリティーも担当する。2021年8月からは、GOとのコンビで活動。日本クッブ協会の認定普及指導員も務める。

河原塚達樹(かわらづか たつき)

1955年生まれ、埼玉県出身。一般社団法人日本クッブ協会副代表理事。同協会の公認認定員も務める。日本レクリエーション協会在職中の2005年、日本で初めてクッブの普及に取り組み始める。2018年、新潟県で開催されているクッブウィンターカップ優勝。

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