さらば青春の光 森田が考える「やすみ」とは?仕事と遊びの狭間で

さらば青春の光 森田が考える「やすみ」とは?仕事と遊びの狭間で

2021/09/22
インタビュー・テキスト・編集
青柳麗野(CINRA.NET編集部)
撮影:小財美香子

「ほんまになにもせず1日中やすんだら、夕方くらいに今日なにやしてたんやろうって自己嫌悪になる」

―ここからは、「やすむこと」についてうかがいたいと思います。DIYや喫茶店での過ごし方を聞いていると、森田さんの休憩時間は、「ゆっくり過ごす」というより、頭や体を動かしているほうが性に合っているみたいですね。

森田:そうかもしれないですね。それか、根っからの銭ゲバ気質か。やすみすらYouTube撮影にして、お金に変えようとしているという(笑)。そもそも、じっとしているのはもったいないタイプかもしれないです。めちゃくちゃダラダラしていたいと思って、ほんまになにもせず1日中やすんだら、夕方くらいに「今日なにしてたんやろう」って自己嫌悪になる。西日が痛々しいときあるじゃないですか。「俺を照らすな」って。

森田哲矢

―やすみたいけど、なにもしないまま終わるとモヤモヤする気持ち、わかります。

森田:自己嫌悪になるけど、それはそれで必要なのかもしれないですね。いま思ったのですが、もしかしたら、「明日、やすみだ!」って思ったそのテンションだけでもう勝ちなんじゃないかなって。結果なにもしなくても、やすみの前日にテンションが上がったんならいいじゃないかな。みんなもそのテンションのために仕事を頑張ってるんじゃないですかね。

この前まで(コロナ感染の濃厚接触者になり陰性だったが)自宅待機していて、最初のころはNetflixを見まくってたんですね。でも途中からもうやすみはええなって、ずっとこのままは嫌やなと思うようになって。人が好きだから、人と触れ合ってない時間が続くと嫌になりましたね。

―YouTube動画での森田さんは、肩肘張らずに楽しんでいるように見えます。やすみの日に撮影されることもあるんですね。

森田:「五反田ガレージ」の撮影は、仕事している感覚がないですね。遊んでいるというとあれですけど、オーバーオールを着てしゃべっていると1日が終わっていて、ほぼプライベートに近い。コンビでやっているオフィシャルチャンネルのほうが仕事している感覚はあります。まあでもそれもたかが知れていますが。

さらば青春の光「オフィシャルYouTubeチャンネル」。再生回数が100万を超える人気動画も多数

―プライベートと仕事の境目がないのは、個人事務所で活動しているいまの環境が大きいですか?

森田:それはありますね。プライベートのようなノリでやっていることもお金になるんだって感じるときはあります。個人じゃなかったらこんなプライベートとの境目なく仕事することはできないと思います。毎週劇場の出番があるわけでもなく、変なしがらみもないからこそできることというか。

いまとなってはこの環境で良かったと思いますね。良くも悪くも芸能界じゃないというか。働いている感覚はもちろんありますけど、芸能界に浸りきっていないという感覚もずっとあるから。ちょうどいいところで自由にやれているし、自分のことを「芸能人」と思っていないですしね。だからこそ、いろいろな番組でもわりと自由に発言できたりするのかもしれない。一番いいところにおるなって思いますね。でも会社として売上を上げなきゃいけないから、そこは焦りつつ頑張るというか。

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プロフィール

森田哲矢(もりた てつや)

1981年生まれ、大阪府出身。2008年に相方の東ブクロと「さらば青春の光」を結成。『第33回ABCお笑いグランプリ』(2012年)準優勝、『キングオブコント2012』準優勝など、数々の賞レースで活躍。個人事務所の株式会社ザ・森東の代表取締役社長も務める。テレビ、ラジオ、YouTubeと多数のレギュラー番組を抱える。モルック日本代表。2022年秋には初の主演映画『大阪古着日和 THE MOVIE』の公開が決定。

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