エストニア産の本格バレルサウナで「ととのう」南房総の上質な宿

サウナの発祥地といわれるフィンランドの南に位置するエストニアは、フィンランドに匹敵するサウナ文化を持ち、その歴史は数千年ともいわれる。旧ソ連支配の中でも黙々とサウナ文化を受け継いできたエストニアサウナの品質は非常に高い。

南房総に5つの宿を展開する紀伊乃国屋グループは、紀伊乃国屋本館にエストニア製の本格バレルサウナを導入した客室「はなれ 橘」を新たにオープンにした。

古民家をリノベーションした130㎡の館内には、リビング、ダイニング、ベッドルームなどの主要ルームのほか、露天風呂と水風呂を併設。別亭気分で旅時間を満喫できる完全プライベートのはなれで、誰にも邪魔されないひとときを楽しむことができる。

日本文化が色濃く残る旅館へのバレルサウナの導入は日本初。古民家とバレルサウナ、日本とエストニアの文化とデザインの融合が体感できるハイグレードな宿だ。

バレルサウナとは、樽の形状をした木製のサウナルームのことで、サウナ王国北欧で愛される、いま注目のプライベートサウナだ。独特の形状から熱まわりに優れ、熱風の均一性を保つという特性がある。目に馴染む樽型のフォルムがやさしく、ほっと落ち着ける程よい広さと豊かな木の香りに癒される。

「はなれ 橘」のバスエリアは、縁側と寝室から続くアウトドア式。バレルサウナからは、江戸時代から続く井戸水かけ流しの水風呂、外気浴の休憩場所、木漏れ陽が降り注ぐ専用露天風呂と、まさにサウナを存分に楽しむための導線が配慮されており、サウナ愛好家であれば見た瞬間にその魅力を感じ取ることができるデザインになっている。

バレルサウナ内には、ロウリュができる電気ストーブを導入。ベンチは両壁に配置し、少し低めの座面でサウナ初心者でも入りやすい高さに設計されている。

今回のプロデュースはクリエイティブコンサルティングを手がける株式会社〆が担当し、エストニアに拠点を持つバレルサウナの輸入・販売元totonoüと共同で、サウナからの導線や、エストニアのバレルサウナと日本の古民家との融合を図るなど、多角的な目線からデザインが行われた。

朝夕の食事は坪庭を望む専用のダイニングでとることができ、夕食は専任スタッフが目の前で、囲炉裏焼きを調理してくれる。

南房総の味に舌鼓を打ち、バレルサウナでのロウリュから、井戸水掛け流しの水風呂、そして縁側で園庭を眺めながら半外気浴。朝目覚めたら、朝陽を浴びながら「ととのう」。そんな上質で特別なくつろぎ時間を過ごせる「はなれ 橘」。日々の疲れを癒やしに、大切な人と一緒にぜひ訪れてみたい。



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「幸福度が高い」と言われる北欧の国々。その文化の土台にあるのが「クラフトマンシップ」と「最先端」です。

湖や森に囲まれた、豊かな自然と共生する考え方。長い冬を楽しく過ごすための、手仕事の工夫。

かと思えば、ITをはじめとした最先端の技術開発や福祉の充実をめざした、先進的な発想。

カルチャーマガジン「Fika(フィーカ)」は、北欧からこれからの幸せな社会のヒントを見つけていきます。

スウェーデンの人々が大切にしている「Fika」というコーヒーブレイクの時間のようにリラックスしながら、さまざまなアイデアが生まれる場所をめざします。

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