1組のノルウェー人夫婦が実現させた歴史的な和平交渉の裏側を描き、トニー賞をはじめ数々の演劇賞を総なめにした同名舞台をスティーヴン・スピルバーグ製作総指揮で映画化したHBO映画『OSLO / オスロ』が2021年6月28日よりU-NEXTにて独占配信される。
いまから約30年前の1993年、イスラエルとパレスチナ解放機構(PLO)の両代表が、初めて和平交渉に合意した「オスロ合意」までの知られざる実話を描いた本作。当時、イスラエル人はパレスチナ人と対面することは法で禁じられており、パレスチナ人にとってイスラエル人に会うことは死罪に値した。そんな時代に非公式のルートを作り出して対話の場を設けたのが、1組のノルウェー人夫婦だった。
なぜ夫婦は危険を顧みず、献身的に寄り添ったのか? いかにして、お互い会うことすら禁じられ、激しく敵対する両者の対話が実現したのか? イスラエル人、パレスチナ人、そしてノルウェー人による、スリリングな秘密裏の会合、思いもよらない友情、そして静かな勇気が描かれている。
外交官の妻と社会学者の夫のノルウェー人夫婦を演じるのは、『ダーク・マテリアルズ/黄金の羅針盤』、『ミセス・ウィルソン』のルース・ウィルソンと、『Fleabag フリーバッグ』、『SHERLOCK/シャーロック』のアンドリュー・スコット。
製作総指揮にはスティーヴン・スピルバーグのほかにマーク・プラットが名を連ね、脚本は原作舞台を手掛けたJ・T・ロジャースが担当。監督にバートレット・シャー、撮影にアカデミー賞に2度輝いた名匠ヤヌス・カミンスキーと、豪華スタッフが集結した。