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ナチスによるホロコーストにノルウェー秘密国家警察が加担していたという実話を描いた映画『ホロコーストの罪人』が2021年8月27日より全国公開されることが決定した。
第二次大戦中のノルウェー。ユダヤ人家族のブラウデ家はボクサーの息子チャールズが結婚し、幸せな日々を送っていたが、ナチス・ドイツがノルウェーに侵攻すると状況は一変。チャールズたちユダヤ人男性はベルグ収容所へと連れて行かれ、厳しい監視のもと強制労働を強いられることになる。
一方、母とチャールズの妻は彼らの帰りを待ちながら、スウェーデンへの逃亡も準備していた。しかし、1942年11月、ノルウェー秘密国家警察とタクシー運転手によって、ユダヤ人全員がオスロ埠頭へと強制移送される。そこで待ち構えていたのはアウシュヴィッツへと向かう船だった……。
『HARAJUKU』(2018年)で国内外で高い評価を得たエイリーク・スヴェンソン監督がメガホンを取り、『獣は月夜に夢を見る』(2014年)のヤーコブ・オフテブロ、『ソフィーの世界』(1999年)のシルエ・ストルスティン、『ミレニアム』シリーズのミカリス・コウトソグイアナキスらが出演。
ユダヤ人家族の悲劇と運命を描くとともに、ホロコーストにノルウェー秘密国家警察が加担していた“ノルウェー最大の罪”を描いた作品となっている。