ペトロールズ長岡亮介が自転車に乗る理由。日常生活が冒険に変わる

ペトロールズ長岡亮介が自転車に乗る理由。日常生活が冒険に変わる

インタビュー・テキスト
三宅正一
撮影:寺内暁 リードテキスト・編集:今井大介(CINRA.NET編集部)

自転車ってそんなに難しいものじゃないから、好きな洋服を買うように好きな色の自転車を探すことから始めてもいい

―今後、乗ってみたい自転車はありますか?

長岡:クラシックなものが好きな指向は前提にあるんだけど、その一方で最新のロードバイクにも乗ってみたいですね。価格的にもすごく高いやつ(笑)。最近のロードバイクはギアが電動になっていたり、タイヤが太かったりするんですよね。ブレーキもディスクブレーキ(ホイールの中心部についた金属製の円盤型ローターを、専用のブレーキパッドで挟み込む仕組み)になっていて。どうせなら一番良質なモデルに乗ってみたいです。

―街で見かけて「あの自転車、いいな」と思うこともありますか?

長岡:あります。スピードが出るタイプは値段が高そうなものが多いけど、やっぱり目がいくのはクラシックなモデルですね。人のライブを観ていて「あのギター、いいな」と思うこともあるし。

長岡亮介

―ギターに関して人が使っているのを見てそのように感じていらっしゃるのは意外でした。

長岡:その楽器を弾いてる人との組み合わせにもよりますけどね。シンプルなモデルだけど、色はピンクでかわいいなとか、そういうふうに思うことはあります。もちろん、ベタに真似るようなことは絶対にしないけど、あの人が使ってるから俺も同じメーカーのギターがほしいと思って買った経験もあります。それはアコースティックギターなんですけど。玉さん(山口玉三郎)って呼ばれているジャズとカントリーが混ざったようなギターを弾く人がいて。彼がLowden Guitars(ローデンギター)というアイルランド製のアコースティックギターでアイリッシュなスタイルのプレイをしているのがすごくカッコよくて、27、8(歳)くらいのときに同じアコースティックギターを買ったことがありました。

長岡亮介
長岡亮介

―これから自転車に乗ってみようと思う人にひと声かけるとしたら?

長岡:自転車ってそんなに難しいものじゃないから、好きな洋服を買うように好きな色の自転車を探すことから始めてもいいと思います。インターネットで探すのもいいし、今はいい自転車屋さんもいっぱいあるから、気軽に入っても店員さんが優しく教えてくれると思いますよ。

―ご自身の表現においてチャレンジしたい、あるいは突き詰めたいことのイメージはありますか?

長岡:どうでしょう……。やっぱりシンプルであるということをさらに突き詰めた作品をペトロールズでは作りたいと思ってます。でも、2020年は自分にとって創作の時間ではなかったですね。去年から今もこういうご時世だから時間が生まれてそこで創作と向き合う人もいたんでしょうけど、自分は全然そんな気分にならなかった。今自分の中にある新しい創作の種があるとしたら、まだ髪の毛1本分くらいかな(笑)。それでも焦って何かを作りたいとは思わないですね。

―そもそも時世のムードをダイレクトに表現に落とし込む音楽家ではないし。

長岡:そう、自分はそういうタイプではないから。これから世の中が回復していくにつれて自分の創作も回りだすのかなと思っています。

長岡亮介
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プロフィール

長岡亮介(ながおか りょうすけ)

神出鬼没の音楽家。ギタリストとしての活動の他に楽曲提供、プロデュースなど活動は多岐にわたる。「ペトロールズ」の歌とギター担当。黒沢清監督「スパイの妻」映画音楽を担当。「浮雲」名義で東京事変のギタリストも務める。

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