結成10年のミツメが証明。インディ、DIY、マイペースな活動の幸せ

結成10年のミツメが証明。インディ、DIY、マイペースな活動の幸せ

インタビュー・テキスト
渡辺裕也
撮影:垂水佳菜 編集:川浦慧(CINRA.NET編集部)
2019/11/20
  • 723
  • 6

結成時から具体的な目標とか約束がなかったぶん、なにをやっても「話が違う」とはならないんです。(須田)

―ものすごく誠実な姿勢だと思います。でも、そのスタンスを貫くのってすごく労力もかかりますよね。ときにはスタッフ任せにしたくなることもあると思う。

須田:もしかしたらそうした方がいいのかなって思うときもあるけど、とりあえずここまではこういう感じでやってきて、結果的にそれでバンドが続いてるってことは、間違ってなかったのかなって。僕個人としては、ミツメとしてやることがなにか決まったら、あとはそれをやるだけだと思ってますし、そのためにフットワークを軽くいられたらなって。

nakayaan:このバンドを始めた頃から、僕はずっと気負わずに曲作りを楽しめてるんです。それぞれのメンバーに対して「おお、今回はこうきたか」みたいな感動が毎回あって、それが楽しくて続けてきたら、いつの間にか10年経ってたというか。

川辺:もしかしたら僕だけだったかもしれないけど、一時期は「ミツメはこうあるべき」みたいなことを勝手に思い込んでた部分があったなって。でも、今はそういう時期もすぎて、「みんな好きなようにやったほうがいいじゃん」という気持ちなんです。お互いに「みんな、がんばってね~」みたいに見守ってる感じが、ここ3年くらいで強まってる。とにかくこの4人全員が楽しめる状況にしたいなって。

川辺素
川辺素

―今年はアルバムもだしたし、ツアーも終えたばかりですが、バンドとしては今どういう状況ですか。

ミツメ『Ghosts』を聴く(Apple Musicはこちら

川辺:今はちょうどなにもない時期です(笑)。新しい曲を作ろうとか、アレンジ変えてみようとか、そういう話をしてるくらいで、「来年はこういう感じでいくぞ!」みたいな予定は特に立てずにやってます。今の僕らって「あれをやらなきゃ!」みたいな強迫観念がなにもない状況なので。

須田:それは大きいよね、このバンドにとっては。僕らってバンドを組んだ頃から具体的な目標とか約束がなかったぶん、なにをやっても「話が違う」みたいなことにはならないんです。ただ自由気ままにやってるわけでもないし、もちろん話し合いはたくさんする。でも、そこで「らしさ」みたいなものに自分たちが縛られる必要はないんだなって。今はそう思ってますね。

左から:nakayaan、大竹雅生、川辺素、須田洋次郎
Page 4
前へ

リリース情報

ミツメ『Ghosts』
ミツメ
『Ghosts』(CD)

2019年4月3日(水)発売
価格:3,080円(税込)
MITSUME-020 / PECF-1168

1. ディレイ
2. エスパー
3. ゴーストダンス
4. エックス
5. ふたり
6. セダン
7. なめらかな日々
8. クロール
9. タイム
10. ターミナル
11. モーメント

プロフィール

ミツメ
ミツメ

2009年、東京にて結成。4人組のバンド。2019年4月にアルバム「Ghosts」をリリース。国内のほか、インドネシア、中国、台湾、韓国、タイ、アメリカなど海外へもツアーを行い、活動の場を広げています。オーソドックスなバンド編成ながら、各々が担当のパートにとらわれずに自由な楽曲を発表し続けています。そのときの気分でいろいろなことにチャレンジしています。

Category カテゴリー

Latest Articles 最新の記事

What's "Fika" ? フィーカとは

「Fika」はCINRA.NETとVOLVOが送る、北欧カルチャーマガジンです。北欧デザインの思想の基盤を「クラフトマンシップ×最先端技術」と捉え、そこに学びながら、これからのカルチャーやライフスタイルにまつわるコンテンツをお届けします。