フィンランドの新作映画が集う『フィンランド映画祭2019』開幕間近

『フィンランド映画祭2019』が、11月9日から11月15日まで東京・渋谷のユーロスペースで開催される。

フィンランド・フィルム・ファンデーションが主催する同イベントでは、フィンランド映画の新作を紹介。今年で11年目を迎える。期間中には来日ゲストによるティーチインも実施する予定だ。

上映作品は、ドキュメンタリーやラブストーリー、コメディーなどバラエティーに富んだラインナップ。

『ランド・オブ・ホープ』

マルック・ポロネン監督の作品で、北カレリアを開拓した人々を讃えたヒューマンドラマ『ランド・オブ・ホープ』。主人公のアンニを演じるのは『第29回東京国際映画祭』で上映された『オリ・マキの人生で最も幸せな日』のヒロイン役を務めたオーナ・アイロラで、同作で『ユッシ賞』最優秀主演女優賞を獲得した。マルック・ポロネン監督は来日し、ティーチインを実施する。

『ランド・オブ・ホープ』(監督:マルック・ポロネン)

『ネイチャー・シンフォニー』

ドキュメンタリー映画『ネイチャー・シンフォニー』は自然と音楽の調和をテーマに据えた作品。フィンランドの自然と動物を捉えた映像と、歌手のヨハンナ・クルケラが奏でる作曲家パヌ・アールティオの音楽を通して、「水の国」であるフィンランドの生物の多様性を映し出す。監督はマルコ・レール。

『ネイチャー・シンフォニー』(監督:マルコ・レール)

『ヴォイド』

フィンランドの『アカデミー賞』にあたる『ユッシ賞』で最優秀作品賞、最優秀監督賞などに輝いた大人のコメディー映画『ヴォイド』は、新しい小説を書くのに苦心している作家のエーロと野心的な女優・ピヒラの夫婦関係を描いたモノクロ作品。キャストはラウラ・ビルン、トンミ・コルペラ、ハンヌ=ペッカ・ビョークマンら。監督はアレクシ・サルメンペラ。

『ヴォイド』(監督:アレクシ・サルメンペラ)

『頑固じいさんとしあわせな時間』

祖父と孫娘が織り成す「フィンランド流」の幸せの見つけ方を描いた『頑固じいさんとしあわせな時間』は、トゥオマス・キュロの小説をもとにした作品。監督は女優としても活動するティーナ・リュミが務めている。

『頑固じいさんとしあわせな時間』(監督:ティーナ・リュミ)

『アウロラ』

フィンランドの女性と難民男性の出会いを描いたラブストーリーで、『エディンバラ国際映画祭』最優秀インターナショナル長編作品賞を受賞した『アウロラ』。フィンランドのラップランドにあるホットドッグスタンドでイラン人のダリアンと出会ったオーロラが、自分と娘の亡命のためにフィンランド女性と結婚する必要があるというダリアンから求婚されるというあらすじだ。監督はミーア・テルヴォ。

『アウロラ』(監督:ミーア・テルヴォ)

各作品の上映スケジュールなどの詳細は、『フィンランド映画祭2019』のオフィシャルサイトで確認しよう。座席指定券は10月31日からユーロスペースのオフィシャルサイトおよび店頭にて販売。



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湖や森に囲まれた、豊かな自然と共生する考え方。長い冬を楽しく過ごすための、手仕事の工夫。

かと思えば、ITをはじめとした最先端の技術開発や福祉の充実をめざした、先進的な発想。

カルチャーマガジン「Fika(フィーカ)」は、北欧からこれからの幸せな社会のヒントを見つけていきます。

スウェーデンの人々が大切にしている「Fika」というコーヒーブレイクの時間のようにリラックスしながら、さまざまなアイデアが生まれる場所をめざします。

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