アニメ『ムーミン谷のなかまたち』が、4月4日からNHK BS4Kで放送される。

北欧フィンランドの児童文学作家トーベ・ヤンソンによる『ムーミン』シリーズ。1945年に第1作目が発表されて以来、半世紀上にわたって世界的に人気を博している。1914年にヘルシンキで生まれたトーベ・ヤンソンは、約30年間にわたってバルト海にあるクルーヴハル島で生活し、2001年に死去した。

3月16日にはムーミンの世界を体感できるテーマパーク『ムーミンバレーパーク』がオープン。4月9日からは東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで『ムーミン展　THE ART AND THE STORY』が開催される。

『ムーミン谷のなかまたち』は『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ！』で『第78回アカデミー賞』長編アニメーション映画賞を受賞したスティーヴ・ボックスが監督を務めた作品。フル4Kの新しいCGアニメーションとして制作された。

日本語版ではムーミントロールの声を寺島惇太、スナフキンの声を高橋一生が演じる。さらにムーミンママ役に井上喜久子、ムーミンパパ役に松本保典、スノークのおじょうさん役に津田美波、リトルミイ役に大谷育江、スニフ役に落合弘治、じゃこうねずみ役に金光宣明、ヘムレン役に太田哲治がキャスティングされている。同作のシーズン1は13話で構成。シーズン2は2020年1月に放送予定となる。

好奇心旺盛で人当たりの良い男の子。世界は楽しくて不思議なことで満ちていると信じて冒険心に満ちあふれている。唯一苦手なことは、ひとりぼっちになってしまうこと。

些細な事でくよくよ悩んだりしない、いつでも冷静で、落ち着いている、しっかりもの。ムーミン屋敷がいつも安全で、愛に満ちあふれた場所であるのは、ママのおかげ。

大の冒険好きで哲学的な思考を好む。広い分野にわたる豊富な知識を元に、皆にアドバイスや助言をするが、かなりの夢想家でもある。

ムーミントロールのガールフレンド。ハッピーでエネルギッシュだが、気分屋の一面もあり、ムーミントロールたちはそんな彼女に困ってしまうことも。

とあるきっかけでムーミンファミリーと住むことに。怒りっぽく、口も荒いが、前向きで、親切なところもある女の子。勇敢で怖いもの知らず、秘密や事件が大好き。

大の宝物好き。特に光沢のある、キラキラしたものには魅了されやすい。ムーミントロールがやることは、すべて興味を示して、一緒にやりたいと思う反面、臆病な性格が邪魔をすることも。

思索を好む放浪者。ハーモニカを吹き、釣りをし、世界中を旅する。身軽に生きて行くことを好むため荷物は、リュックサックひとつのみ。嫌いなものは「～禁止」の看板。

寺島惇太のコメント

世界的に愛されているムーミントロールを演じさせていだだけるなんて夢のようです。 子供の頃、母親が読み聞かせてくれたムーミンの絵本が大好きでした。 そんな風に皆さんに好きになってもらえるムーミンを表現できたらと思います。 ムーミン谷のなかまたちが繰り広げる物語をお楽しみに！

高橋一生のコメント

大人と子供、達観と執着の間でいつも自分の心と向き合い、それでも春のはじめに近づくと、大好きなムーミントロールの事で頭がいっぱいになってしまうスナフキンが子供の頃から大好きでした。自由を好む彼の心が紡ぐ、宝石のような言葉を反すうしていく収録が楽しくて仕方ありません。しばらくの間、スナフキンを通してムーミン谷で過ごせることを心から嬉しく思っています。