『スウェーデンの漫画を世界へ』展がスウェーデン大使館で開催

展覧会『スウェーデンの漫画を世界へ オーサ・イェークストロム×キム・アンダーソン』が、11月19日から東京・六本木のスウェーデン大使館で開催されている。

ユニークな漫画文化がありながら、海外にまでその活躍が知られている漫画家は決して多くないスウェーデン。同展では、国際的に成功した漫画家、オーサ・イェークストロムとキム・アンダーソンに注目する。スウェーデン漫画を世界に広げるための熱意を持ち、日本の漫画から影響を受けたという共通点がある2人の作品を紹介する。

オーサ・イェークストロムは1983年生まれ、スウェーデン出身。2004年にデビューし、少女漫画『さよならセプテンバー』を本国で出版した。2011年に日本へ移り住み、『北欧女子オーサが見つけた日本の不思議』で日本デビュー。現在は『北欧女子オーサの日本探検』『ニッポン発見紀行』といった作品を日本のメディアで連載している。

キム・アンダーソンは1979年生まれ、スウェーデン出身。ホラーやSF作品を発表し、これまでに漫画をアメリカ、韓国、フランスなど10か国で出版している。初の単行本『Alena』は2015年に映画化された。最新の単行本『Astrid、Cult of the VolcanticMoon』はアメリカのダークホース社から刊行。

会期中となる11月24日の11:00から17:00までオーサ・イェークストロムとキム・アンダーソンが在廊。当日は2人によるギャラリーツアー、キム・アンダーソン原作の映画『Alena』の上映、サイン会などが行なわれる。『Alena』の音声はスウェーデン語、字幕は英語のみ。

なおオーサ・イェークストロムは12月1日に講演『北欧女子オーサが見つけた日本社会の不思議』を東京・目白の日本女子大学成瀬記念講堂で開催。同講演は日本女子大学人間社会学部学術交流研究事業の一環となる。料金は無料で、事前申込は不要。

イベント情報
『スウェーデンの漫画を世界へ オーサ・イェークストロム×キム・アンダーソン』

2018年11月19日(月)~11月30日(金)
会場:東京都 六本木 スウェーデン大使館
時間:9:00~12:30、13:30~17:30、11月23日・11月24日10:00~17:00(11月25日は休館日)

作家在廊
2018年11月24日(土)
会場:東京都 六本木 スウェーデン大使館

「オーサ・イェークストロムとキム・アンダーソンによるギャラリーツアー」
時間:11:00~

「キム・アンダーソン原作映画『Alena』上映」
時間:12:00~、15:00~

「サイン会」
時間:13:30~

スウェーデン社会から学ぶ―海外研修・国際交流事業の充実に向けての連続講演会―
『北欧女子オーサが見つけた日本社会の不思議』

2018年12月1日(土)
会場:東京都 目白 日本女子大学 目白キャンパス 成瀬記念講堂
時間:14:00~17:30(開場13:30)
講師:オーサ・イェークストロム
料金:無料
※事前申込不要

プロフィール
オーサ・イェークストロム

1983年生まれ、スウェーデン出身。子どもの頃、アニメ『セーラームーン』と漫画『犬夜叉』に影響を受けて漫画家になることを決意。スウェーデンでイラストレーター・漫画家として活動後、2011年に東京へ移り住む。一番好きなアニメは『少女革命ウテナ』、一番好きな漫画は『ナナ』。これまでに『北欧女子オーサが見つけた日本の不思議』1~4、『北欧女子オーサのニッポン再発見ローカル旅』、『さよならセプテンバー』を発表。

キム・アンダーソン

1979年生まれ。スウェーデン出身。15年間オリジナルコミックとして漫画家活動。ホラーやSFで物語を作り出し、米国、韓国、仏国など10カ国で漫画を出版。「ロマンチックなホラー」は、キムの最初の漫画シリーズ『Love Hurts』で7年間描いたのショートストーリーの特徴。ホラーテーマを続けて、最初の単行本「Alena」は、2015年に映画化された。米国でも有数な出版社の一つでもある、ダークホース社で『Astrid、Cult of the Volcantic Moon』という最新の単行本を出版。「アストリッド」というヒロインの壮大なSFの冒険を語る。



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About

「幸福度が高い」と言われる北欧の国々。その文化の土台にあるのが「クラフトマンシップ」と「最先端」です。

湖や森に囲まれた、豊かな自然と共生する考え方。長い冬を楽しく過ごすための、手仕事の工夫。

かと思えば、ITをはじめとした最先端の技術開発や福祉の充実をめざした、先進的な発想。

カルチャーマガジン「Fika(フィーカ)」は、北欧からこれからの幸せな社会のヒントを見つけていきます。

スウェーデンの人々が大切にしている「Fika」というコーヒーブレイクの時間のようにリラックスしながら、さまざまなアイデアが生まれる場所をめざします。

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