北欧サッカーの完成型スウェーデンに学ぶ、ベスト8進出への鍵

(メイン画像:作者 Кирилл Венедиктов (soccer.ru) [CC BY-SA 3.0 GFDL, CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0) または GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html)], via Wikimedia Commons)

観客動員数約3倍、テレビ視聴者数約5倍と『オリンピック』に圧倒的な差をつける『FIFAワールドカップ』

時々間違った認識をしている人に出会うこともあるが、世界最大のスポーツイベントはもちろん夏季オリンピックではなく『FIFAワールドカップ』である。それも、僅差でワールドカップの方がデカいというレベルではない。連続して同じブラジルでおこなわれた2014年の『FIFAワールドカップ』ブラジル大会と2016年の『リオ・オリンピック』で比べると、観客動員では342万人と117万人でワールドカップがオリンピックの約3倍、全世界のテレビ視聴者数(延べ)では263億人と47億人でワールドカップがオリンピックの5倍以上と圧倒している。

まだ公式に数字は発表されていないが、今回の『FIFAワールドカップ』ロシア大会も300億人の視聴者数が見込まれていたという。今大会、筆者は全64試合中50試合ほどを視聴したので(グループリーグ最終戦は同時間帯に2試合おこなわれるので全試合の生視聴は不可能)、そこで6億分の1ほどの貢献をしたということになる。

スタジアムで観戦する、バイキングを模したコスチュームが特徴的なスウェーデンサポーター 作者 Кирилл Венедиктов (soccer.ru) [CC BY-SA 3.0 GFDL, CC BY-SA 3.0  (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0) または GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html)], via Wikimedia Commons
スタジアムで観戦する、バイキングを模したコスチュームが特徴的なスウェーデンサポーター 作者 Кирилл Венедиктов (soccer.ru) [CC BY-SA 3.0 GFDL, CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0) または GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html)], via Wikimedia Commons

2002年の日韓大会では開催国の1人のサッカーファンとして、2006年のドイツ大会ではサッカー誌の編集者として、それぞれ10試合近くスタジアムで観戦することができたが、都市ではなく国全体に開催地が散らばったワールドカップの現地観戦には長時間、長距離の移動が常に伴う。つまり、特に試合の日程が詰まったグループリーグ期間中の試合は、必然的にいくつも見逃すことになる。「大会全体をリアルタイムで楽しみ尽くすなら、エアコンの効いた部屋でのテレビ観戦に限る」ということを、今回のロシア大会でも改めて実感することとなった。もちろん、汗とお金をたれ流しながら現地で試合観戦を続けていれば、事前には想像もしてなかったような世界への知見がたくさん得られるわけだけど。

大会マスコットのザビバカ 作者 Дмитрий Садовников (soccer.ru) [CC BY-SA 3.0 GFDL, CC BY-SA 3.0  (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0) または GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html)], via Wikimedia Commons
大会マスコットのザビバカ 作者 Дмитрий Садовников (soccer.ru) [CC BY-SA 3.0 GFDL, CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0) または GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html)], via Wikimedia Commons

人口やGDPとサッカーは、まったく比例しないことを証明した小国アイスランド

始まる前から、今回のロシア大会にはワールドカップという巨大イベントの特異性が集約されていた。世界各国の人口ランキングの上から5つ(中国、インド、アメリカ、インドネシア、ブラジル)の国のうち、出場国は5位のブラジルのみ。同じく、現在GDP(国民総生産)で世界の2トップであるアメリカと中国の代表チームは予選で敗退。

その一方で、『FIFAワールドカップ』スポンサーとリージョナルスポンサー、合わせて13企業のスポンサーを国別で見ると、中国企業が7社と圧倒的にトップ。ピッチの上には中国代表もアメリカ代表もいないないのに、コカ・コーラ(FIFAパートーナー)、マクドナルド、バドワイザーといったアメリカのイメージを象徴する企業と並んで、中国企業の漢字のロゴがスタジアムの広告スペースを占めるという不思議な現象が起こっていた。

漢字の看板が印象的だったロシア大会 作者 Oleg Bkhambri (Voltmetro) [CC BY-SA 4.0  (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0)], via Wikimedia Commons
漢字の看板が印象的だったロシア大会 作者 Oleg Bkhambri (Voltmetro) [CC BY-SA 4.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0)], via Wikimedia Commons

サポーターの持つカップにはバドワイザーのロゴ 作者 Кирилл Венедиктов (soccer.ru) [CC BY-SA 3.0 GFDL, CC BY-SA 3.0  (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0) または GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html)], via Wikimedia Commons
サポーターの持つカップにはバドワイザーのロゴ 作者 Кирилл Венедиктов (soccer.ru) [CC BY-SA 3.0 GFDL, CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0) または GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html)], via Wikimedia Commons

「人口が多ければ多いほど有利」「国力が大きければ大きいほど有利」というビジネスでもスポーツでも他の領域では大体通じる(野球のようなローカルスポーツは別だが)常識のようなものが、サッカーの世界においてはまったく通じない。サッカーとはスポーツであると同時に文化であり、文化の成熟には歴史の蓄積と正しいアプローチと、さらに代表チームにおいては国全体のムードが大きく影響する。だから、サッカーは面白い。

それを真逆の側から証明していたのが、人口わずか35万人、国内にはプロリーグも存在しないのに、2016年のユーロ・フランス大会でのベスト8進出に続いて、今回のワールドカップ・ロシア大会でも初出場を果たしたアイスランドだ。欧州予選は、今大会で準優勝に輝いたクロアチアをはじめ、トルコやウクライナといった過去にワールドカップで結果を残してきた国と同グループでありながらトップで通過。本戦でも、初戦のアルゼンチン戦では追う展開からドローに持ち込むというアップセットを演じてみせた。アイスランド国内の同試合の視聴率は99.6%(と報道されたが、実際にこの数字は視聴率ではなくて同時間帯の占有率のようだ)。「試合中継を見なかったのはピッチにいた選手とロシアに渡ったサポーターだけ」と話題になった。

強国だらけのグループで健闘したアイスランド代表。アイスランドの人口(約35万人)は東京都の町田市(約43万人)よりも少ない 作者 Светлана Бекетова (https://www.soccer.ru/galery/1055463/photo/733636) [CC BY-SA 3.0 GFDL, CC BY-SA 3.0  (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0) または GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html)], via Wikimedia Commons
強国だらけのグループで健闘したアイスランド代表。アイスランドの人口(約35万人)は東京都の町田市(約43万人)よりも少ない 作者 Светлана Бекетова (https://www.soccer.ru/galery/1055463/photo/733636) [CC BY-SA 3.0 GFDL, CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0) または GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html)], via Wikimedia Commons

カウンターとセットプレー、中でもロングスローを武器とするアイスランド代表のサッカーは、2015-16シーズンのプレミアリーグを制したクラブチーム、レスター・シティを思わせる、典型的な下克上サッカー。実際にアイスランドの主なスターティングメンバーは、エバートンのシグルドソン、バーンリーのグドムソン、カーディフのグンナールソン、ブリストル・シティのマグヌソン、アストン・ビラのビャルナソン、レディングのバーバソンと、プレミアリーグ中堅~下位クラブやイングランド2部に所属しているプレーヤーが軸となっていた。

「国内にプロリーグが存在しない」ということは、つまりサッカーで生活していくならば国外の環境に飛び込むしか選択肢がないことを意味する。アイスランド代表の闘志むき出しのプレースタイルは、日常的に国外のリーグで激しいコンペティションに晒されているプレーヤーたちあってのものだ。続くナイジェリア戦、クロアチア戦では僅差ながら敗戦を喫し、結果的にワールドカップ初勝利はお預けとなってしまったが、アイスランドとまったく関係のない試合でも他国サポーターがアイスランドサポーターお約束のバイキングクラップを真似るという現象が各スタジアムで発生するなど、小国ながら大会全体に大きなインパクトを刻んだ。

作者 Светлана Бекетова (https://www.soccer.ru/galery/1055463/photo/733626) [CC BY-SA 3.0 GFDL, CC BY-SA 3.0  (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0), GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html) または CC BY-SA 3.0  (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons
作者 Светлана Бекетова (https://www.soccer.ru/galery/1055463/photo/733626) [CC BY-SA 3.0 GFDL, CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0), GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html) または CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons

北欧勢に見るサッカーのリアリズムと父子鷹

同じ北欧からは、スウェーデンとデンマークがロシア大会に出場。絶対的エース、ズラタン・イブラヒモビッチ(2016年に代表引退)を擁しながら2010年の南アフリカ大会、2014年のブラジル大会と連続して本戦出場を逃していたスウェーデン代表は、前線のタレント不在による攻撃力不足という前評判を覆してベスト8まで進出。

「ボールは相手チームに持たせ、ディフェンス陣の高さを生かした鉄壁の守りと、クリアやこぼれ球からのカウンター攻撃」という北欧型サッカーの完成形とも言えるその試合内容は、サッカーのリアリズムとは何かを考えさせてくれるものだった。華麗なプレーで魅せるのではなく、相手チームの良さを徹底的に消していくのがスウェーデン代表のサッカー。グループリーグ3試合で、スウェーデン代表が相手チームのボールをクリアしたのは32か国中トップの108回。ゲームの流れが中断されてばかりなので、正直、自国を応援するサポーター以外が見ていて楽しいサッカーではない。しかし、ここまで徹底して初めて「自分たちのサッカー」という言葉は説得力を持つのだろう。日本代表のプレーヤーやそれを取り上げるメディアは「自分たちのサッカー」という言葉を安易につかいすぎているように思う。

イブラヒモビッチの不在を感じさせず、躍進を遂げたスウェーデン代表 作者 Кирилл Венедиктов (soccer.ru) [CC BY-SA 3.0 GFDL, CC BY-SA 3.0  (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0) または GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html)], via Wikimedia Commons
イブラヒモビッチの不在を感じさせず、躍進を遂げたスウェーデン代表 作者 Кирилл Венедиктов (soccer.ru) [CC BY-SA 3.0 GFDL, CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0) または GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html)], via Wikimedia Commons

デンマーク代表で最も注目を集めていたのは、ゴールキーパーのカスパー・シュマイケルだ。デンマーク代表歴代キャップ数ナンバーワン、1990年代を通してマンチェスター・ユナイテッドのゴールマウスを守り続けてきたことでサッカーファンにはお馴染みのピーター・シュマイケルの息子であるカスパーは、親子ともども同じポジションのワールドクラスプレーヤーというサッカー史的にもほとんど前例のない存在。

プレミアリーグのレスター・シティで活躍するカスパー・シュマイケル 作者 Ben Sutherland from Crystal Palace, London, UK (DSC01416) [CC BY 2.0  (https://creativecommons.org/licenses/by/2.0)], via Wikimedia Commons
プレミアリーグのレスター・シティで活躍するカスパー・シュマイケル 作者 Ben Sutherland from Crystal Palace, London, UK (DSC01416) [CC BY 2.0 (https://creativecommons.org/licenses/by/2.0)], via Wikimedia Commons

デンマーク代表のプレースタイルも前述した北欧型に準じたもので、スウェーデン代表ほどの完成度ではなかったものの、そこで最後の砦を守り続けたカスパーの活躍もあって2002年の日韓大会以来となるベスト16に進出。決勝トーナメントのクロアチア戦はキックオフから4分で1点ずつ奪い合い、その後、約120分間膠着状態が続くという稀に見る試合展開に。延長後半残り4分というタイミングでカスパー・シュマイケルがモドリッチのPKを止めた瞬間にはデンマークの国中が沸き立ったとのことだが、その数分後、絶対有利と思われたPK戦で惜しくも敗退。結果的に、デンマーク戦での死闘で完全覚醒を果たしたクロアチア代表は、その勢いで決勝まで突き進んでいった。

カスパーの父でマンチェスター・ユナイテッドのレジェンド、ピーター・シュマイケル 作者 Carlsberg (mynewsdesk) [CC BY 3.0  (https://creativecommons.org/licenses/by/3.0)], via Wikimedia Commons
カスパーの父でマンチェスター・ユナイテッドのレジェンド、ピーター・シュマイケル 作者 Carlsberg (mynewsdesk) [CC BY 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by/3.0)], via Wikimedia Commons

ベスト8進出に立ちはだかる大きな壁

今大会でベスト16に勝ち残った国は、ヨーロッパは10か国、南米及び北中米は5か国、アジアは1か国(日本)、アフリカや中東からはゼロという結果に。改めて、よくぞ日本がそこに残ったものだと感心してしまうが、ベスト4まで勝ち進んだのはすべてヨーロッパのチームという偏った結果に。ベスト16に残ったブラジル、アルゼンチン、コロンビア、ウルグアイの南米各国の代表チームも、そのほとんどのプレーヤーはヨーロッパのリーグで活躍する選手たちで構成されていた。実質的に今回の日本代表の健闘も、ヨーロッパのリーグで日々揉まれている個々のプレーヤーたちの戦術への理解と適応力があったからこそだと言える。

決勝トーナメント進出に大きく貢献した乾も、スペインリーグでプレーしている 作者 Светлана Бекетова (https://www.soccer.ru/galery/1056314/photo/735038) [CC BY-SA 3.0 GFDL, CC BY-SA 3.0  (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0) または GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html)], via Wikimedia Commons
決勝トーナメント進出に大きく貢献した乾も、スペインリーグでプレーしている 作者 Светлана Бекетова (https://www.soccer.ru/galery/1056314/photo/735038) [CC BY-SA 3.0 GFDL, CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0) または GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html)], via Wikimedia Commons

今回、日本代表は日韓大会、南アフリカ大会に続いて三たびベスト8の壁の前に沈んだわけだが(今大会の日本代表の目標はベスト8進出で、それを前提に各予算も組まれていた)、ベスト16に進んだヨーロッパ10か国のうち北欧からの2か国、スウェーデン代表とデンマーク代表も、この20年間の6大会では最高でもベスト8止まり。今回スウェーデン代表は、実力差がほとんどなく、プレースタイル的にも相性が良かったヨーロッパの中堅国スイス(相手にボールを持たせたがるスウェーデンと、それまでの3試合もボール保有率の高かったスイス)とベスト16で当たるという幸運もあって、なんとかベスト8まで進出することができたが、大会全体を見ていて、ベスト16とベスト8の間には相当高い壁があることを痛感させられた。

ワールドカップでベスト8の先まで進むには、今回のスウェーデン代表のような自国のサッカースタイルの確立や洗練だけでなく、そのさらに上のレベルでの戦術的な柔軟性、そして「それを言ったらおしまいよ」ではあるが、やはりワールドクラスのタレントが必要とされるのだろう。あるいは、今回のロシア代表がそうであったように自国開催というアドバンテージか。いずれにせよ、自国の育成システムやサポーター文化の成熟から、協会の国際的政治力まで、サッカーの世界では一朝一夕で成し遂げられるものは何一つないのだ。

作者 Кирилл Венедиктов (soccer.ru) [CC BY-SA 3.0 GFDL, CC BY-SA 3.0  (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0) または GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html)], via Wikimedia Commons
作者 Кирилл Венедиктов (soccer.ru) [CC BY-SA 3.0 GFDL, CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0) または GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html)], via Wikimedia Commons



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「幸福度が高い」と言われる北欧の国々。その文化の土台にあるのが「クラフトマンシップ」と「最先端」です。

湖や森に囲まれた、豊かな自然と共生する考え方。長い冬を楽しく過ごすための、手仕事の工夫。

かと思えば、ITをはじめとした最先端の技術開発や福祉の充実をめざした、先進的な発想。

カルチャーマガジン「Fika(フィーカ)」は、北欧からこれからの幸せな社会のヒントを見つけていきます。

スウェーデンの人々が大切にしている「Fika」というコーヒーブレイクの時間のようにリラックスしながら、さまざまなアイデアが生まれる場所をめざします。

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