珠玉の特集上映『奇跡の映画 カール・テオドア・ドライヤー セレクション』

デンマークが生んだ映画史に燦然と輝き続ける孤高の映画作家、カール・テオドア・ドライヤーの珠玉の4作品がデジタルリマスターで復活。特集上映『奇跡の映画 カール・テオドア・ドライヤー セレクション』として、12月25日よりシアター・イメージフォーラムほか全国で上映される。

1889年2月3日にデンマーク・コペンハーゲンで生まれ、79年の生涯で長編14作品を発表したカール・テオドア・ドライヤー。人間、とくに女性の心の本質をフィルムで見つめ続けた孤高の映画作家である。常に独創的で革新的な作品を生み出し、ジャン=リュック・ゴダールをはじめとする世界の巨匠たちからアルノー・デプレシャンといった現代の先鋭たちまで多大なる影響を与え、国や世代を超えて今なお敬愛されている。

今回の特集上映では、無声映画の金字塔といわれる作品から、遺作となった集大成的作品まで、以下の4作品が上映される。

『裁かるゝジャンヌ』(1928年)
実際の裁判記録をもとに脚本化。“人間”ジャンヌ・ダルクを映し出した無声映画の金字塔的作品。

© 1928 Gaumont

『怒りの日』(1943年)
1974年ヴェネチア国際映画祭審査員特別表彰を受賞。魔女狩りが横行する時代を背景に、複雑に絡み合う関係性を描いた。

© Danish Film Institute

『奇跡』(1954年)
演劇的目線で家族の葛藤と信仰の真髄を問い、1955年のヴェネチア国際映画祭の金獅子賞を受賞した代表作。

© Danish Film Institute

『ゲアトルーズ』(1964年)
愛を探し求め続けた一人の女性の姿を完璧な様式美の映像で捉えた遺作にして集大成的作品。

© Danish Film Institute

映画評論家の蓮實重彦氏は上映に向け、「古典的であることが奇跡のように前衛性に通じてしまうドライヤーの作品は、どれもこれもが傑作である。あえて一本というなら『奇跡』を挙げようが、彼のすべての作品を見ていなければ、映画について語る資格はないと断言したい」とコメントを残した。



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カルチャーマガジン「Fika(フィーカ)」は、北欧からこれからの幸せな社会のヒントを見つけていきます。

スウェーデンの人々が大切にしている「Fika」というコーヒーブレイクの時間のようにリラックスしながら、さまざまなアイデアが生まれる場所をめざします。

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