名勝庭園で開催される、北欧と日本の作家によるコンテンポラリーアート展

(メイン画像:エヴァーミア・ショリーン:全体のタイトル『CRACK』 赤い作品『Ardor』青い作品『Wave』)

コロナ禍で迎える2度目のゴールデンウィーク。まだまだ遠出を控えなければいけない状況も続いているが、せっかくの新緑がまぶしい季節。密を避けた庭園で開催される、スウェーデンと日本のアーティストが時代を超えてコラボレーションするアート展を訪ねるのはいかがだろうか。

園内に京都や鎌倉などから移築された歴史的に価値の高い建造物が配置された、神奈川県・横浜市の誇る名勝庭園「三溪園」で、スウェーデンと日本のアーティストの作品が時代を超えた異文化コラボを果たす、『アートの庭 - 北欧と日本の作家によるコンテンポラリーアート展』が、2021年4月28日から5月12日まで開催される。2010年からスウェーデンと日本で交互に行われているビエンナーレ展の第6回目となり、日本では2012年、2016年に続いて3回目となる。

ヨハン・トゥールフィエル『Dagarna』

日本と北欧のコンテンポラリーアートを軸にした芸術交流や、国内外で斬新な企画を行っているアーティストグループ「EAJAS」が主催し、スウェーデンと日本のアーティスト総勢35名の作品が、緑豊かな庭園や重要文化財である京都・木津川市の燈明寺から移築された室町時代の建物「燈明寺本堂」、岐阜県の飛騨白川郷から移された江戸時代後期の入母屋合掌造りの民家「旧矢箆原家住宅」に展示される。

色鮮やかな花が咲き誇るこの季節。ゴールデンウィークの休日に、美しい日本の庭や歴史的な建物と現代アートのコラボに刺激を受けて、のびのびと羽を伸ばしてみるのも楽しいだろう。

マリウス・ヴァール・グラーン『Entrance』



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「幸福度が高い」と言われる北欧の国々。その文化の土台にあるのが「クラフトマンシップ」と「最先端」です。

湖や森に囲まれた、豊かな自然と共生する考え方。長い冬を楽しく過ごすための、手仕事の工夫。

かと思えば、ITをはじめとした最先端の技術開発や福祉の充実をめざした、先進的な発想。

カルチャーマガジン「Fika(フィーカ)」は、北欧からこれからの幸せな社会のヒントを見つけていきます。

スウェーデンの人々が大切にしている「Fika」というコーヒーブレイクの時間のようにリラックスしながら、さまざまなアイデアが生まれる場所をめざします。

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