無印良品「Found MUJI」で知る、シンプル&合理的な北欧暮らし

無印良品「Found MUJI」で知る、シンプル&合理的な北欧暮らし

インタビュー・テキスト
大石始
編集:石澤萌(CINRA.NET編集部)

温もりのある「その土地らしさ」を、誰しもが感じられるように

「Found MUJI」の特色は、各地で見つけ出してきた日用品に、日本の暮らしに合わせていくらか改良を加えることがあるという点だ。ただし、そうした改良とはあくまでも日本の品質基準をクリアするためのもの。それぞれの魅力を損なわないよう、改良にあたっては細心の注意が払われているという。

無印良品:すべてにおいて言えることですが、もともとのものと似て非なる物になってしまうと、それは「その土地らしいもの」ではなくなってしまいます。現代の暮らしのなかでは大きすぎることからコンパクトなサイズに改良するなど、あくまでも普段の生活で日常的に使えるよう整える程度の改良にとどめています。

フィンランドとスウェーデンは森林と湖が国土の多くを占める一方で、世界的に見ても稀な人口密度の低さを誇る。そのため、人々は常に自然と共生し、その恵みを享受しながら日々の生活を送ってきた。夏になると野山に実ったベリーを摘んでデザートとして味わい、冬も楽しめるよう冷凍保存したりジャムとして保管する。その際に使用される保存容器は、季節をまたいで山の味覚を楽しむためのタイムカプセルのようなものだ。

左がコケモモのジャム、右がクラウドベリーのジャム / 企画展「Suomi Finland」より
左がコケモモのジャム、右がクラウドベリーのジャム / 企画展「Suomi Finland」より
ベリーのジャムを添えて食べるお粥「Puuro(プーロ)」 / 企画展「Suomi Finland」より
ベリーのジャムを添えて食べるお粥「Puuro(プーロ)」 / 企画展「Suomi Finland」より

単に利便性を追求したものではなく、生活のリズムにそっと寄り添うもの。たとえ何気ない日用品であっても、そこにはそれぞれの土地の風土がしっかりと息づいている。「Found MUJI」が見つめてきたのは、そうしたもの作りの原点だ。

シンプルなデザインのなかにも、その土地の匂いや人々の体温のようなものが感じられる北欧の日用品。そうした温もりを生活のなかに取り入れることで、いつもの日常がより色鮮やかなものになるはずだ。

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イベント情報

『Found MUJI 東京』
『Found MUJI 東京』

2019年2月22日(金)~2019年4月25日(木)
会場:渋谷西武、Found MUJI 青山

2019年3月8日(金)~2019年5月9日(木)
会場:その他店舗(シエスタハコダテ/渋谷西武/丸井吉祥寺/テラスモール湘南/名鉄名古屋/イオンモール京都/京都BAL/グランフロント大阪/神戸BAL/広島パルコ/MUJIキャナルシティ博多)

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