フィンランド映画『ブレスレス』が、12月11日から東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開される。
『第72回カンヌ国際映画祭』監督週間に正式出品された同作は、フィンランドアカデミー賞にあたる『ユッシ賞』において6部門を今年受賞。『第52回シッチェス・カタロニア国際映画祭』ニュー・ビジョンズ部門最優秀作品賞に輝いたほか、様々な映画賞で脚光を浴びてきた。原題は『Koirat eivät käytä housuja』。
あらすじは、不慮の事故により突然妻を失って無気力に過ごしていた外科医のユハが、ふと迷い込んだSMクラブでボンデージ衣裳に身を包んだモナに首を締められて死の直前の妻の姿を見たことによって生きる糧を見つけるが、そのうちユハの求めるプレイは激しさを増していくというもの。ユハ役は『トム・オブ・フィンランド』でトム役を演じたペッカ・ストラング、女性の支配者として生きるモナ役を演じるのはクリスタ・コソネン。監督は『ヴェネチア国際映画祭』『トロント国際映画祭』などでも上映された『2人だけの世界』で知られるユッカペッカ・ヴァルケアパーが務めた。
ポスターには、ユハとモナの異質な愛の形が垣間見える写真を使用。「その瞬間だけ、生きられる。」というキャッチコピーが使用されている。